2020年1月20日

今日は大寒ですが、寒くないですね。

今年の冬は暖冬でとても助かっています。

 

僕の家は内外ともコンクリートの打放しで、断熱材がありません。

ですから、冬は寒い、寒い。

陽のさしている昼間は家の中より外のほうが暖かいです。

 

ですから暖冬だと寒さが和らぎ、過ごしやすいです。

寒さに慣れているせいか、普通に暖房の効いている部屋に行くと、すぐにのぼせてしまいます。

でも、やはり暖かいのはいいですね。

 

全館空調の家なんて、どこも暖かくて羨ましいなと、ふと思ってしまいますが、いやいや、コンクリートのこの肌合いの部屋が良くて住んでいるんだ、と思い直して、頑張っています。

 

さて、暖かさ、寒さについてですが、一体断熱のある部屋と無い部屋ではどれくらい熱の伝えにくさに差があるのでしょうか。

そんな疑問が湧いてきました。

 

そこでちょっと計算してみようかと思います。

 

熱貫流率(W/m2.K)という指標で較べてみましょう。

この熱貫流率というのは、部屋の内外で空気の温度に1度の差があるときに、1時間に1m2の壁を通過する熱量を示しています。

この値が小さいほど断熱性が良いことになります。

 

さて僕の家はコンクリート打放しです。

したがって壁は20cmのコンクリートのみです。

この場合、熱貫流率は3.36(W/m2・K)です。

 

もしコンクリート壁に断熱をして、プラスターボードを1枚張った場合はどうなるでしょうか。

断熱材はスタイロフォーム50mm(熱伝導率0.022)とします。

この場合は0.37(W/m2.K)となります。

 

な、な、なんと10倍も違うわけです。

どうりで寒いはずですね。

いかに断熱が大事かわかります。

 

住宅は省エネという観点からも、断熱性、気密性をよく考えて設計しなければなりません。

 

どうか、暖冬がつづきますように。。。。。

 

 

 

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