2020年6月17日

守山で小さな倉庫の計画をしています。

既設を解体して、新たに造りなおす計画です。

 

既設は外壁も屋根もスレート1枚の建物ですから、夏はかなり暑いそうです。

今回のテーマは断熱ということになります。

 

倉庫とはいえ、人が作業するわけですから、やはりちょっとでも涼しいほうがいいですね。

断熱の仕様としては、コストもありますから、外壁は金属スパンドレルに100mmのグラスウール、屋根はグラスウールをサンドイッチした2重折板です。

 

さて、この仕様で以前のスレートの倉庫とどれほど断熱的な性能が変わるでしょうか。

ちょっと計算してみました。

単純に夏場に、建物を通して内部にどれくらいの負荷が入り込んでくるかを見てみます。

比較はわかりやすいように、負荷を床面積で割った、㎡あたりの負荷と、もしこの倉庫をエアコンで冷やすとしたらどれくらいに馬力のエアコンが必要になるかの2種類の項目で比較してみます。

 

スレートの倉庫の場合㎡あたりの負荷・・・391W/㎡、 もし冷房するとしたら必要となるエアコンの能力・・・28.5馬力

 

今回の断熱をした倉庫㎡あたりの負荷・・・49W/㎡、もし冷房するとしたら必要となるエアコンの能力・・・3.6馬力

 

キチッと断熱すると、約8倍も負荷が変わるんですね。

 

快適な倉庫をめざして、計画します。

 

 

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