2020年10月19日

先日、名古屋の八事にある八勝館の「御幸の間」「松の間」「田舎家」などの9棟が国の重要文化財に指定されるという記事がありました。

 

記事によると、もともとは八勝館は材木商の別荘として建てられ、その後料理旅館として営業し、今は料亭として営業しているそうです。

 

八勝館のHPを見ると、すでにこの件が下記のように掲載されていました。

 

 

 

八勝館の「御幸の間」は特に有名で、1950年に国体に昭和天皇が出席する折に宿泊する場所として、建設されました。

 

その設計者が建築界で有名な堀口捨巳さんです。

 

1895年の生まれで、日本の伝統文化とモダニズム建築の理念とも統合を図った超、有名な建築家です。

 

その、御幸の間はこんな感じです。

 

八勝館HPより

 

僕も大学時代、先生の専門が数寄屋建築であったこともあって、研究室から勉強のため、先輩達とともに、この御幸の間を見学にきたことがあります。

 

そして、一流の空間、一流の味も知っておかなければいけないという先生の教えのもと、確か食事もした覚えがあります。

 

その時に先輩が、器をみて、これが北王路魯山人の器かと言っていたのを覚えています。

 

その当時、無知な僕は「キタオウジロサンジン・・・・?」

 

という感じでしたが。。。。

 

改めて、御幸の間をみてみると、竿縁天井の竿縁の組み方だったり、障子のように照明が組み込んであったり、ずいぶん自由なんだなと思います。

 

この自由さが、格式ばらない数寄屋建築の特徴なんでしょうね。

 

 

 

さて、八勝館で食事するには、一体予算がどれくらいあったらいいのかなと思い、調べてまみました。

 

 

 

さすが、一流料亭ですね。

 

庶民には縁がなさそうです。

 

でも大学時代に昼食をいただきましたから、ずいぶん無理をしたんだなと思います。

もっとしっかり味わっておくべきでした。

 

大学からも自宅からも近いこともあり、身近ではありますが、遠い存在でもある八勝館が、重要文化財に指定されたことは喜ばしいことです。

 

八勝館の敷地内に建つ、イオンには毎週のように行くのですが、

 

いつの日か、食事にいけたらな。。。。なんて思います。

 

 

 

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