2020年11月16日

今年はベートーベン生誕250年だそうです。

 

クラシック音楽の中では、僕はベートーベンが好きで、小学生の頃、初めて買ったLPがベートーベンの「運命」でした。

 

特に交響曲が好きで、ベートーベンの交響曲はすごく壮大に感じます。

 

僕は音楽は全くの素人で、何も知りませんが、素人なりになぜベートーベンの交響曲が壮大に感じるのか、昔考えたことがあります。

 

ちょうど建築の勉強を始めた頃ですが、ベートーベンの交響曲はすごく構築的だから、壮大に感じるんだというのが自分なりの結論です。

 

例えばモーツアルトの交響曲はメロディーがすごく綺麗ですが、構築的ではありません。

 

ベートーベンの曲はよく聴いてみると、一つのモチーフを様々な楽器で折り重なるように演奏されていたり、あるいは一つのモチーフを手を替え品を替え、幅広く展開していきます。

 

綺麗なメロディーが続いて曲ができるのではなく、いろんな要素が集まって、巧みに曲が構成されています。

 

聴いていると痺れます。

 

葉加瀬太郎さんによると、レンガの小さなピースを積み上げて家を造るようなものと表現されたいましたが、まさにその通りで、曲の構成がとっても建築的なのです。

 

そんなこともあって、建築家の中ではベートーベンを好きな人は結構多いのではないかと、勝手に想像しています。

 

生誕250年と聞いて、ふと、そんなことを思いました。

 

 

 

 

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