築34年。自宅のリノベーション、予算オーバーで再検討! 建築費高騰の現実

僕の自宅は結婚して5年後に建てました。
建築士ですから、自分の好きなように建てました。
早いもので、築34年です。
コンクリート打ち放しに憧れ、内外ともコンクリートの打ち放し仕上げです。
一部、内部の壁は、シナ合板、天井は白い塗装仕上げ、
そして、
断熱はというと、
残念ながら、屋根に申し訳程度にしましたが、他は全くしていません。
(当時の建築業界は今と違って、断熱に対する意識が全く低かったのです)
おかげで、夏は殺人的に暑く、冬は凍えそうに寒いです。
体にこたえる、こたえる・・・・・
夫婦ともに60代となり、
こうした生活に終止符をうちたく、リノベーションを計画しました。
街中の狭小地に建つ家ですから、当然ながら3階建て。
問題点は大きくわけて、次の5つ
- 断熱がないことによる「暑さ」・「寒さ」対策
- 就寝後のトイレ移動問題(寝室は3階、トイレは2階)
- 極寒のお風呂問題
- 外壁の汚れ、屋根の劣化問題
- 電気代を気にして、エアコンを我慢してしまう問題
さて、この5つの問題、解決できるか?
できます。
お金をかければ。
しかしながら、現実的には「無理」
そうです。一般的な庶民である僕にはそこまでのお金はありません。
さてどうするか。
予算削減の鉄則
それは面積を小さくすること。
そうです。リノベーションの範囲を小さくするのです。
今回は、内部は1階に絞ってリノベーションをします。
家全体の断熱性能を高めるには手間と費用がかかりすぎますから。
1階の内装を全て撤去して、
- 外壁周りをしっかり断熱
- ワンフロアーにキッチン、食堂、寝室、水回りの機能を押し込む
- 不要な窓は撤去し、断熱性の高いサッシに変更
- 床下エアコンにして、フロア中満遍なく暖かくする
- 自然素材を多く使い、狭くても豊かな生活空間にする
です。
そして、外部
- 外壁はコンクリート打ち放しの肌あいをのこした特殊な塗装とする
- 屋根は、仕上げを撤去して塗膜防水にやり替え
- 電気代削減のため、太陽光パネルの設置
よし。
これなら予算に収まる
はずでした。
しかしながら、3社に見積もりを取ったところ、
タッカ!
1番安い会社でも予算の倍です。
昨今、様々なものが値上がりをしている上、アメリカとイランの問題など、建築コストに不利なことばかり。
確かに面積は小さいのですが、住宅に必要な機能は全て揃っているため、かえって坪単価は当然ながら高くなってしまうのです。
ガックリ!
はて。
どうしたものか。
再検討です。
こうした場合、普通は仕様変更などしながら、予算に近づけていくのですが、
今回は、1階の全面リノベーションはあきらめ、「予算」と「解決すべき問題点」を天秤にかけ、バランスをとることにしました。
まず、「外壁の塗装」と「屋根の葺き替えは」、建物のメンテナンス上やるべきと判断しました。
次に、寒さ問題。
特に「極寒のお風呂」は最優先課題なので、現状のお風呂を撤去しユニットバスに取り替えます。
そして、無断熱による「暑さ」「寒さ」問題は、太陽光パネルの設置することで、電気代をケチらずしっかり冷暖房することで「良し」とします。
最後に「トイレの移動問題」
これは、最悪、移動が困難になったような時には、寝室を2階、もしくは1階に移動することで解決るることにしました。
建築費の高騰は、設計段階から気にはしていましたが、設計内容にちょっと凝りすぎた面もあり、予想以上でしたね。
しかしながら、結果的には当初予算よりは、抑えられたので、良かったのではないかと、自分を納得させています。
でも、設計中は楽しかったな。
しばらくの間、夢を見させてもらいました。

