擁壁のある土地、家はどこに建てる?

前回のブログ「こんな擁壁のある土地、購入前に要チェック!」
では、長雨、台風による、擁壁の崩壊事故が起きている中で
危険な擁壁を見極めるためのチェック項目についてまとめました。
今回は、擁壁のある土地に家を建てる場合に
注意してほしいことをまとめてみます。
それは、建物の位置です。
擁壁のある敷地のどの位置に家を建てるべきか。
これは重要です。
もし、あなたが購入した土地で、擁壁の資料もなく、
構造的に安全か確信が持てない場合で、心配ですよね。
でも大丈夫。
これからお話しする位置に建物を建てるのであれば。
ちょっと、その前に予備知識として「崖」についてご説明します。
崖とは、勾配が30度を超える傾斜地のことを言います。
なぜ、30度かというと、30度を超えなければその傾斜地は、
崩れることがないからです。
そこで、この30度の角度を安息角と言います。
これを覚えておいてください。

さて、話を元に戻して、
擁壁のある土地で建物の位置をどこにするか。
それは、擁壁の下端から、この安息角の30度のラインを想定して
そのラインより深い位置に建物の基礎が入る様に建物の位置を決めれば良いのです。
このラインよりさらに内側であれば、何の問題もありません。
一方、このラインより上に基礎が来てしまう場合は、家の荷重が
擁壁にかかり擁壁を押してしまい、危険な状態になってしまいます。
下図のようなイメージです。

いかがでしょうか。
ただし、この場合は擁壁の高さにもよりますが、建物の位置が
かなり内側に入ってきますので、敷地がある程度広くないと希望の広さの
家が建たないということにもなってしまいます。
さて、それではどうするか。
方法は3つあります。
- 基礎を深くして、できるだけ建物を前に寄せる
- 2階を少し前に持ち出して、1階より広くして面積をかせぐ
- 新築の場合であれば、あらかじめ擁壁の構造計算をして建物の荷重がかかっても大丈夫な擁壁にする
いろいろ方法はありますが、特に2番目の方法は、建物の建て方が少し特殊になりますので、
企画型のハウスメーカーの家では建たないかもしれませんね。
今回は擁壁のある土地に家を建てる場合の注意事項についてまとめました。
擁壁を作らす、傾斜地をいかしたお家もきっと面白いでしょうね。
もし、いまご検討中の敷地でどんなに家が建つか、お困りの方がいらしゃいましたら
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