2019年9月25日

安藤忠雄さんの初期の建築原図展に行ってきました。

安藤さんの初期の作品の手書きの図面の展示です。

 

建築家の設計図の原図を見れることはまずないので、とても貴重な機会です。

1枚の図面に平面図、断面図、パース、アイソメ図などが美しくレイアウトされています。

図面構成、線の濃淡、寸法の入れ方など、どれを取っても見事な図面でした。

 

今はみなさん、CADで図面を書きますので、図面構成も修正も簡単にできますが、手書きの図面はそうはいきません。

図面を書く前に、しっかりとどのように図面を構成するか考えます。この構成ができたら、半分できたも同じとよく言いました。

図面だけの構成でも一苦労したのに、パースからアイソメまで、あるわけですから凄いことです。

さらにそれらを重ねて書いてありますので、ここまでくると、もうマネのしようがありません。

 

安藤さんの言葉に「図面は設計者の言葉です。」「図面1枚、1枚も絵にならないものかと思っています」とあります。

確かに、どの図面も絵のように美しく、僕なんかは額に入れて飾っておきたいと真剣に思ってしまいます。

 

建築に対する情熱、そしてこういったものが作りたいのだという強い思いが伝わる図面で、とても勉強になり刺激になりました。

今後もますますご活躍していただきたいと思います。

安藤図面をしっかり堪能した濃密な時間を過ごすことができました。

 

あー、楽しかった。

 

 

 

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