マンションの表情

しばらく前ですが、平針に行ったおりに、ちょっと感じのいいマンションを見つけました。
マンションの建物はたくさん建っていますが、デザイン的にはなかなか制約が多いような気がします。
一般的には、入り口がある通路側のデザインと、ベランダ側のデザインがメインとなりますが、デザイン的な要素も同じですので、どうしても似たり寄ったりになってしまいます。
最近は、ベランダ側を縦横のフレームのように区切って見せたデザインとか、あるいはベランダの各住戸の間仕切りを上まで通して、垂直基調にしたデザインとかが多いのかなと思います。
そして、手すりはすっきりしたガラスであったり、アルミ手すりだったり、あるいはそれらの組み合わせだったり、みなさん特徴を出そうと頑張ってデザインされています。
この平針のマンションも垂直基調のデザインですが、外壁のタイルがとてもいい感じでした。
3色のタイルを水平に張り分けて、若干のランダム感がきめ細かい表情を作っていて、そして少しでっぱった通路側のデザインも床の水平ラインと、壁の垂直ラインと、それに挟まったアルミ手すりがとてもシャープに、すっきりと納まっています。
色合いも落ち着いていますよね。
そういえば、僕に家の近所にもかっこいいマンションがありました。
このマンションは外壁が打放しコンクリートで、少しハードですが、とてもかっこいいです。
夜景も綺麗です。
設計者が一生懸命考えたであろう建築を見ていると、自分も頑張ろうと励まされます。
街を歩いていて、こうした建築を見つけるのも楽しいものです。