2020年2月24日
もうすぐ桃の節句ですね。
我が家でもお雛様を飾りました。
毎年の恒例行事ですが、季節感を感じます。
お雛様は、女の子の健やかな成長を願って飾るそうですが、おかげさまでうちの娘たちも健やかに成長しました。
ところで、よくみるとお雛様は緋毛氈を敷いて飾り、後ろには金屏風が立っていますが、これらには意味があるそうです。
緋色という色はやや黄色みのある鮮やかな赤で、この色には生命力があることから、魔除けの効果を期待しているそうです。
そして後ろの金屏風は、これから進む道を明るく照らしてくれるために立てるという説があるとのことです。
なるほど。
お雛様の衣装もきれいですよね。「和」を感じます。
「日本の配色」という本によると、日本人は世界の中でも稀にみる色彩感覚のすぐれた民族だそうです。
中国や西欧では原色を軸にした配色が多く、強い対比で人目を引くのに対して、日本ではデリケートな色の違いを表現し、配色にしても微妙な組み合わせの感覚を持っています。
日本の伝統色は名前からして、「紅梅色」「藤色」「浅葱色」「鶯色」「海老茶色」といったように、デリケートな色の違いを表現する色名があることからもわかるそうです。
そうして見てみると、確かにお雛様の衣装もデリケートな色使いですよね。
それでは、3月3日まで、雛人形を堪能しましょう。
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