建築設計あれこれコラム– category –
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家づくりで後悔しないために|気密測定が大切な理由
家づくりでは、断熱材や窓の性能、デザインや間取りに目がいきがちですが、実は「隙間の少なさ=気密性能」も快適な暮らしに大きく影響します。どんなに高性能な断熱材を使っても、壁や窓のわずかな隙間から冷たい風が入り込むと、冬は暖房が効きにくくな... -
ハウスメーカー住宅と設計事務所住宅の違い|出来栄えと印象を徹底比較
家づくりを考えるとき、ほとんどの人が「性能」や「価格」に意識が向きがちです。断熱性や耐震性、コストの目安は確かに重要ですが、実際に住み始めて長く暮らすうえで、家そのものの出来栄えや受ける印象が、満足度に大きく影響します。 例えば、同じ「注... -
猛暑の夏で起こる意外な現象|夏型結露の原因と対策
近年、日本の夏はこれまでにないほど暑くなり、猛暑日が連日続くことも珍しくなくなりました。外の気温は35℃以上、湿度も高い状況が続くと、家の中で快適に過ごすためについつい冷房の温度を下げてしまいがちです。ところが、この“冷房で涼しい室内”と“高... -
猛暑でも快適に暮らせる家に|これからの住宅断熱と暑さ対策のポイント
ここ数年、日本の夏は「異常」ともいえる暑さが続いています。気象庁の観測でも、猛暑日(最高気温35℃以上)の発生回数は年々増えており、40℃近くまで上がる地域も珍しくなくなりました。夜になっても気温が下がらず、熱帯夜が続くことで、エアコンを一晩... -
耐震等級3とは?地震に強い家を建てるための基礎知識
日本は地震大国であり、地震による被害は住宅購入者にとって非常に大きな関心事です。「せっかく家を建てるなら、地震に強い家にしたい」と考える人は少なくありません。そんな中で注目されるのが「耐震等級」です。耐震等級は、家の耐震性能を数値で示し... -
失敗しないリノベーション計画|性能もデザインも叶える設計事務所の役割
「今の住まいをもっと快適にしたい」「古くなった家を、自分たちらしい空間に生まれ変わらせたい」――そんな想いからリノベーションを考える方は増えています。間取りの変更やデザインの刷新はもちろん、断熱性や耐震性を高めることで、住まいは新築以上の... -
賃貸か持ち家か迷ったら読む!後悔しない住まい選びをデータで解説
「賃貸と持ち家、どちらが得なのか?」──これは住まい選びにおける永遠のテーマともいえる問いです。 「家賃を払い続けても資産にならないから持ち家の方が良い」「住宅ローンという大きな借金を抱えるのは不安だから賃貸が安心」 このように、人それぞれ... -
耐震等級3はみな同じ?壁量計算と許容応力度計算の違いを建築士が解説
「耐震等級3」と聞くと、多くの方は「耐震等級3の家ならどれも同じくらい強い」と思いがちです。実際、建築基準法を満たす家でも、耐震等級3の家は「通常の住宅の1.5倍の地震力に耐えられる」とされており、公共施設や消防署と同レベルの耐震性を持つとさ... -
断熱等級6とは?家づくりで押さえておきたい高性能住宅の基準
近年、住宅の高性能化が進むなかで「断熱等級6」という言葉を耳にする機会が大きく増えてきました。特に冬の冷え込みが厳しい地域や、夏の強い日差しが続く地域では、住宅の断熱性能が暮らしの快適性や健康、さらには家の寿命にも大きく影響することが知ら... -
住んでから後悔しない防音性能|窓・壁・間取りでできる工夫とは?
家づくりを考えるとき、多くの方が気にするのは「断熱性」や「間取り」「収納の多さ」など、目に見える快適さや機能性です。ところが、実際に暮らし始めてから「もっと考えておけばよかった…」と後悔しやすいポイントのひとつに、「音の問題=防音性能」が... -
外観デザインの印象を決める3つの要素|色・素材・窓の配置
家づくりを考えるとき、多くの方がこだわるポイントのひとつが「外観デザイン」です。間取りや内装と比べると、住み心地に直接関係しないように思えるかもしれませんが、実は外観は家の印象を大きく左右し、暮らす人の満足感にも深く関わってきます。 外観... -
地震に強い家づくり|耐震等級3に加えて考えるべき3つのポイント
「耐震等級3を取得していれば、地震に強い家になる」そう信じて安心している方も多いかもしれません。 たしかに、耐震等級3は住宅性能表示制度における最高ランクであり、消防署や警察署など防災拠点となる建物と同等の耐震性を求められる水準です。震度6...