都市型準狭小住宅 S邸

■都市型準狭小住宅 S邸
名古屋市内に建つ3階建の木造住宅です。
敷地が約20坪ですから、狭小住宅というほど狭くはありませんが、かといって庭を設けるほど広くはないので、「準狭小住宅?」としてみました。
お施主さんは30代のご夫婦で、名古屋市内の閑静な住宅街を探しておられました。
土地探しからお付き合いをして、土地の候補が見つかると、どんな家が建てれそうかプランニングしながら、いろいろアドバイスさせていただきました。
半年ほどで希望に近いの現在の土地が見つかり、建築を決意されました。
ー 要望と課題 ー
敷地が狭く、さらに駐車場も必要なため、規模は木造3階建てで計画をしました。
ご希望は、「広くゆったりとしたLDKと南側に大きな開口のある明るい家」です。
ここで課題が2つありました。
一つは1階の駐車場です。
どうしても駐車場の部分は広く開口を開けなければなりませんから、住宅の顔はそこだけ大きく口を開けたような無様な表情となってしまいます。
間口が狭いので、どの家も同じようなデザインになりがちです。
これをなんとかしたいというのが1つ。
2つ目は、南に面した広い開口(サッシ)です。
この地域は準防火地域のため、サッシは防火設備の認定の取れたものしか使えません。
防火設備のサッシでは、どうしてもお施主さんが希望する大きな開口がとれませんでした。
そこで、まず防火設備にしなくてもよいように、前面に広いベランダを設けて、それを袖壁で囲むようにして、延焼ラインという規制をクリアしました。
そして、デザイン的にはこの袖壁が大きなゲートに見えるようにしました。
そうすることで、1階の駐車場の大きな開口が違和感なくおさまったとのではないか思います。