
2019年11月1日
僕の家の居間はコンクリートとシナベニアと障子でできています。
障子からの光は柔らかく、光が拡散されるので、部屋全体もほのかに明るくなります。
そんな障子からの明かりが好きで、設計したのですが、一つだけ欠点があります。
それは、障子を開けると庭をはさんで、道路側からこちらが素通しで見えてしまうのです。
もしレースのカーテンなら、光も入れつつ、視線も遮れるのですが、障子にはそんな芸当は出来ません。
ですから、気候が良くて、風を通したい時も、すこしばかり視線を気にしてしまいます。
そこで登場したのがブラインドです。
写真をよく見ると、なにやら障子の前に水平線がみえるかと思いますが、それがブラインドです。
障子の前にブラインドとはなんと邪道な、建築士なのにと思われるかもしれませんね。
しかし、これが実に都合が良いのです。
障子からの明かりが欲しいときはブラインドを上げておき、風を通したいときは障子を開け、ブラインドを下ろし、少し傾けておけば、良いのです。
そして視線は通りません。
実はこれ、奥さんのアイデアです。
どうですか?
同様のお悩みのある方、是非試してみてください。
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