建築楽し!

先日、情熱大陸で藤森照信さんの特集をやっていました。
自然素材を使い、草屋根が特徴の独特な建築を造られる建築家です。
できた建物は、ホント、「ジブリの世界」です。
滋賀県のお菓子の老舗の「たねや」さんの本社でもある「ラコリーナ近江八幡」とか、多治見モザイクミュージアムなどが有名です。
どちらも見に行きましたが、とても楽しい建築です。
いわゆる近代建築とは全く違う建築で、ほのぼのとした気持ちにしてくれます。
僕が学生時代だったころは、藤森さんは有名な「建築史家」だったんですよ。
それが突如、45歳の時に建築家デビューです。
その時は大変驚きました。
「え! 歴史家が建築を設計するの?」。。。すごいな。
僕が得に印象に残っているのは「タンポポハウス」です。
屋根一面にタンポポが咲いているのです。
「何だこりゃ!」って感じでした。
屋上庭園という考え方は当時からありましたが、屋根に植物なんて、よくやったなー、なんて思っていましたが、
屋根に植物を植えるのは「芝棟」といって大昔から人類の生活にあったそうです。
そいった歴史的背景があるから、自信をもってやってこられたそうです。
さすが歴史家ですね。
藤森さんの建築は手造り感満載で、とても味のある建築です。
今後の作品も楽しみです。
そして、番組をみていて特に感じたこと、それは藤森さんの毎日が楽しそうなこと、「いいなー」 と思います。
だからこんなに楽しそうな建築ができるんですね。
「建築楽し!」です。
ラコリーナ近江八幡
多治見モザイクミュージアム