建築コストがとても上がっています。
この春設計を終えた住宅も、建徳コスト高騰を考慮して、予算をかなり余裕をみて設定していましたが、結果的にはその想定を超える金額となってしまいました。
イメージと品質を変えないように、あれやこれや仕様を検討し、何とか工事契約までこぎつけることができました。
当初はローンを組む予定ではなかったのですが、コストも上がったため、ローンを検討することとなりました。
そこで、住宅ローン減税が今年から次のように変わっていることがわかりました。
「2024年1月から、住宅ローン減税を受けるは省エネ基準に適合する必要があります。」
詳しくは説明書を添付しますが、住宅ローン減税の申請には、今年から省エネ基準以上の適合の「証明書」が必要となったのです。
今回の住宅は高気密・高断熱を目指していましたので、断熱等級は6以上で設計してありますので、性能的には何ら問題はありません。
ただ、この「証明書」とやらははたしてどんなものか。
これは、登録住宅性能評価機関による証明書のことですが、長期優良住宅などの認定を行うような場合は、この手続きをますが、今回は特にこうした認定は特に必要としませんでしたので、当然ながら証明書はありません。
さて、どうしたものかと悩みながら、住宅ローン減税の説明書を見ていると、なんと建築士でも証明は可能とのことでした。
やれやれ、ほっとしたところですが、こうした諸々の精度については、注意しておかなければいけませんね。
ただ、この制度、2025年の4月以降に建築確認を受ける場合は不要となります。
なぜなら、2025年4月以降から住宅は省エネ適判を受けることが義務付けられ、必ず断熱等級4以上のグレードを確保しなければならないためです。
日本の住宅は、断熱性能が悪いので、この省エネ適判の義務付けは良いことだとは思いますが、それによる設計事務所の事務作業量が格段に増えるのは、困ったものではあります。
参考までに住宅ローン減税についての説明書です
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